
Web系エンジニアってなに?どんな職業?
今回はそんな疑問に回答します。

この記事は5〜10分で読めます。
Web系エンジニアとは
Web系エンジニアとは、WebサービスやWebアプリケーションを開発するエンジニアのことです。
IT業界のエンジニアの中でも、インターネットを使用した様々なサービスやアプリケーションを世に生み出すWeb業界は特に活発していると言えます。
そのようなWeb業界で、開発に携わるのがWeb系エンジニアなのです。
独立してフリーランスになれる

筆者も現役フリーランスです。
Web系エンジニアは、独立してフリーランスになることも可能です。
スキルと開発経験を積めば、フリーランスエンジニアになって、高単価な案件を受注したり、人や環境を選んで仕事しやすくなります。
フリーランスはスキルが高ければ高いほど報酬も上がるので、会社員として十分に経験を積んだ後、フリーランスに転身するのもアリです。
Web系エンジニアの将来性について
Web系エンジニアは、この先も高いニーズが見込まれるため、将来性もかなり良い職業です。
GoogleやAmazon、メルカリなどをはじめとする大手IT企業は、近年もWeb系サービスを提供しています。つまり、それらを開発するWeb系エンジニアはこの先もニーズがある職業なのです。
Web系エンジニアの仕事内容(4つ)
Web系エンジニアの仕事内容は、大きく分けて4つあります。
仕事内容1:フロントエンド業務
まず一つ目の仕事内容は、WebサービスやWebアプリケーションのフロントエンド領域(見た目部分)の業務です。
フロントエンド領域は、HTMLとCSSというマークアップ言語を使用して開発していくことになります。
また、フロントエンド領域を専門で担当するエンジニアをフロントエンドエンジニアと言います。最近は、このフロントエンドエンジニアという職種はかなり人気のようです。
仕事内容2:バックエンド業務
二つ目の仕事内容は、WebサービスやWebアプリケーションのバックエンド領域(見えない裏側部分)の業務です。
バックエンド領域は、JavaやPHPというプログラミング言語を使用して開発していくことになります。
また、バックエンド領域を専門で担当するエンジニアをバックエンドエンジニアと言います。フロントエンド領域の業務より高い技術力が求められますが、これも人気の職種です。
仕事内容3:設計業務
三つ目の仕事内容は、設計業務です。
フロントエンドやバックエンドの開発業務の前に、必ず設計という業務が必要になります。
開発するアプリケーションの見た目や機能について、設計書としてまとめるという業務です。
仕事内容4:プロジェクトマネジメント
四つ目の仕事内容は、プロジェクトマネジメントです。
プロジェクトマネジメントとは、業務の計画・進捗管理など全体の管理を行う役割です。
十分に経験を積んだエンジニアがなることができ、技術以外にもシステム設計に関する知識やマネジメントスキルも求められます。
Web系エンジニアに求められるスキル(7つ)
Web系エンジニアとして活躍するためには、いろいろなスキルが必要です。
今回はWeb系エンジニアに求められるスキルをつ挙げますもで、ぜひ参考にしてみてください。
求められるスキル1:マークアップ言語(HTML・CSS)
Web系エンジニアには、Webサービスの見た目部分の開発で必要となるHTML・CSSの知識は必須です。
フロントエンドエンジニアを目指す人も、バックエンドエンジニアを目指す人も、最初はHTML・CSSの学習から始まるかと思います。
HTMLは、タグという要素でWebページの枠組みを構築することができます。
またCSSは、その枠組みを装飾して、見た目を整えていくことができます。
求められるスキル2:プログラミングスキル
Web系エンジニアには、主にバックエンド側を開発するためのプログラミングスキルが求められます。
例えば、Web系エンジニアに必須なのはJavaScriptというプログラミング言語です。この言語で開発することで、Webページに様々なイベントを付与することができます。
他にも、JavaやPHP、Ruby、Pythonといったプログラミング言語があります。これらは自分がなりたいエンジニア像に合わせて習得することになります。
求められるスキル3:Web周りの基本知識
Web周りの基本知識とは、ネットワークやデータベース、セキュリティといった知識です。
これらはシステム開発をする上での基盤となる知識で、業務を円滑に遂行するために必要な知識です。
システムの仕組みの部分の知識なので、最初は難しく感じるかと思いますが、徐々に習得していきましょう。
求められるスキル4:Gitの知識
Gitとは、チーム開発に必須の技術で、ソースコードのバージョン管理ができる技術のことです。
Gitでソースコードを管理することで、不具合が発生した場合に前回のバージョンに戻すことができます。
また、複数人でのソースコードを編集した場合に、競合しないようにマージしてくれたりします。
求められるスキル5:Webアプリケーションフレームワーク
Webアプリケーションフレームワークとは、Web開発を効率的に行うためにプログラミング言語を拡張した枠組みのことです。
例えば、RubyのフレームワークはRuby on Rails、JavaScriptのフレームワークはReact.jsやVue.jsなどがあります。
最近の開発現場では、このようなフレームワークがよく利用されますので、学習必須になります。
求められるスキル6:コミュニケーション力
Webエンジニアはコミュニケーション能力が必須です。といってもプロジェクトを円滑に進めるための最低限のコミュニケーション力があれば問題ありません。
エンジニアの仕事は、基本的にチームでプロジェクトを遂行することになるので、チーム間での情報共有や報連相が重要になります。
また、上流工程(設計やプロジェクトマネジメントなど)の業務になればなるほど、コミュニケーション力は重要性を増します。
求められるスキル7:論理的思考・読解力
Webサービスやアプリケーションの処理・ロジックを組むためには、論理的思考が必須です。
また、設計書やドキュメントを読む機会も多いので、読解力も求められます。
Web系エンジニアおすすめの資格
最近だと資格は不要という意見もありますが、資格を取得する目的がある場合は半年〜一年学習して取得するのもアリです。
おすすめの資格は、基本情報技術者です。ITエンジニアとしてキャリアをスタートするのに適した国家試験です。
IPA提供の情報処理技術者試験のレベル2に該当する試験で、高度IT人材になるための、コンピュータサイエンス基礎やネットワーク、データベース、セキュリティ、経営知識まで幅広い知識を問われます。
企業によっては資格手当があったりするので、目的があれば取得しても良いでしょう。
Web系エンジニアの転職活動における注意点
Web系エンジニアへ転職活動をする場合は、注意しなければいけない点があります。
学歴・資格はあまり重視されない
Web系エンジニアへの転職では、学歴・資格は必ずしも重視されるかと言われたらそうではありません。
そのため、転職のために資格を取得しようとしている場合は、転職活動に資格は必要なのか?資格取得が目的になっていないか?を考えてみましょう。
年齢によって転職難易度は異なる
Web系エンジニアへの転職では、年齢によって難易度が異なります。
エンジニアには、35歳定年説という言葉もあるくらいです。
年齢が上がるにつれて転職のハードルが高くなるということは覚えておきましょう。
これまでの実務経験は重視される
Web系エンジニアへの転職には、これまでの実務経験が重視されます。
例えば、未経験からWeb系エンジニアへ転職するよりも、組み込み系エンジニアからWeb系エンジニアへ転職する方が、難易度はぐっと下がります。
これは、企業側が教育するコストをなるべく下げたいからです。
そのため、即戦力になってくれそうな方は採用されやすい傾向はあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はWeb系エンジニアとはなにか?仕事内容と求められるスキルを解説しました。
Web系エンジニアは、今最も需要のある職種です。
ぜひこれらを参考にスキルを身につけてみてはいかがでしょうか。
コメント